ショードッグ情報
リブズ情報
ドッグショーは一般に1859年にイギリスのニューカッスルで開かれたのが始まりといわれています。以後、鉄道などの輸送網の発達によって地域的スケールから全国スケールへと拡大されますが、ルールが不徹底なためトラブルが続出しました。そこで、ショーの管理、法的規制を含めたルール作りを目的とした機関:ケネルクラブが、1873年に創立され、以後ケネルクラブの管理下、全国規模のドッグショーが開催されるに至りました。
ドッグショーは基本的には犬種の理想とされるスタンダードをもとに比較審査する「品評会」です。犬種のスタンダードは、長い年月をかけて”ブリーダー(繁殖家)”の手によって犬種それぞれの特徴・体形・性格・被毛・毛色など、その犬種の理想像(スタンダード)が作り出されました。ブリーダーはこのスタンダードを基本に考え、より理想の犬に自分の犬を近づけるために惜しみなく時間と労力をかけ、情熱を燃やしながら繁殖を繰り返し、ドッグショーをその成果を評価してもらう場として、犬質の向上を目指してきたのです。
ドッグショー審査の基準は?
タイプ
ある犬種の特色を示す特有の質のことで、スタンダードの本質をいいます。
クオリティー
タイプで表現された特色(犬質)の充実度や洗練度のことを指します。
コンディション
スポーツ選手がコンディションに気を配るように、犬も当日の健康状態や精神状態の調整が必要です。
サウンドネス
精神的にも肉体的にも健康な状態であるか確認します。おびえたり過度に攻撃的であったり、骨格や筋肉の状態や、歯の噛み合わせが悪くてはダメ
バランス
いくら一部が秀でていても、全体の調和がとれていなければいけません。魅力的な各部のポイントが全体の感じを損なわず、かえってその犬全体を魅力的にしていることが大切です。
キャラクター
ドッグショー会場の中を他の犬と歩く時でも、何か光り輝くものがある、ひときわ目立つマナーがいいというような魅力もドッグショーでは大切なことです。
ショードッグの審査方法 Examination method
審査はトーナメント方式で行われ、最初にそれぞれ同じ犬種の中から、牡牝一頭ずつのBOB(Best Of Breed)を選出します。次にこのBOBを獲得した犬の中から、牡牝一頭ずつ各グループの一席にあたるBIG(Best In Group)を選出します。そして、このBIGを獲得した犬の中から、牡の総合一席にあたるKINGと、牝の総合一席のQUEENを選び、KINGとQUEENのどちらかが、そのドッグショーの最高栄誉であるBIS(Best In Show)に輝きます。